【キングペンギン】 南極/Antarctica
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南極トピックス


                              - 2007,12,08 -


 ◆地球温暖化で減る南極オキアミ 保護団体が資源管理の強化を提言

南極海に生息する甲殻類で、鯨や魚などの餌としても重要なナンキョクオキアミの資源状況が、乱獲や地球温暖化の影響で大幅に悪化しているとの報告書を、南極海の自然保護に取り組む団体の連合体「ナンキョクオキアミ保全プロジェクト」がまとめた。プロジェクトは「オキアミは海の生態系にとっても、地球上の炭素循環にとっても重要な役割を持つ」と、各国にオキアミの資源管理態勢の強化などを提言している。

▽生態系の基礎

ナンキョクオキアミは、南極海に生息するエビに似た甲殻類で体長は最大約6センチ。地上の多細胞生物の中で最も個体数が多い生物の一つとされ、巨大な群を作って泳ぐ。
 

ナンキョクオキアミ

地球温暖化の影響による個体数の減少も指摘されているナンキョクオキアミ(英国南極調査所提供)

オキアミは南極海周辺で餌をとる大型の鯨やアザラシ、魚など多くの生物の餌として、南極周辺の生態系の基礎を支えている。また、養殖魚の餌などとしても大切な海産物で、過去10年ほどの間に漁獲量が増えている。

しかし、近年の温暖化で、オキアミが捕食者から身を守る上で重要な海面の氷が減少し、オキアミの個体数が激減したことも報告されている。

日中は海の深い部分に潜み、夜になると浮上して餌を食べるオキアミは、植物プランクトンが大気中から取り込んだ二酸化炭素(CO2)を海底に運ぶ役割も持つ。このため、温暖化の影響でオキアミが減ると海が吸収する炭素の量も減り、さらに温暖化を悪化させると懸念されている。

(C) 産経新聞

[12/08] 


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