• 産経新聞 (平成13年2月17日 土曜日・夕刊)





  • 北海道新聞 (平成13年2月25日 日曜日)


ペンギンたちの旅・病める南極海

 
オーストラリアに拠点を置く著者が、南極大陸で子育てをするエンペラーペンギン、南アフリカのアフリカペンギンなど18種を撮影した。写真は南極大陸沖合サウスジョージア島のキングペンギン。
 真っ青な海に潜ってエサを探したり、砂浜で子育てをしたりするペンギンたちの姿。生息環境の悪化を訴える作品でもある。キガシラペンギンの生息するニュージーランドの森は伐採されている。オーストラリアのコガタペンギンはビルや人家の床下で子育てしており、車にひかれる危険と隣り合わせだ。
 今年1月、ガラパゴス諸島近海で座礁した船から燃料が流出し、油まみれのペリカンやアシカが保護された。この作品集でも紹介されている絶滅危惧種、ガラパゴスペンギンへの影響も懸念されている。

  • 西日本新聞(平成13年4月8日 日曜日)