地雷をふんだゾウ
|
岩崎書店
藤原幸一 著 |
|
|
|
a |
世界中には1億個以上もの地雷が埋まっています。
多くのゾウが地雷をふんで命を落としている中で
奇跡的に立ち上がり、病院で治療やリハビリを続けているゾウがいます。
|
|
a |
|
アジアでは多くのゾウが家畜として人間に飼われています。
馬のように便利な乗り物として、
農産物や荷物、木材を運ぶトラックとして、
農民たちの大切な労働力として、一緒に暮らしてきました。
|
|
森で働かされているときに、ゾウが地雷をふんでしまう事故が起きています。
今まで地雷をふんで命を落としたアジアゾウは一万頭以上といわれています。
奇跡的に生き残ったゾウは、わずか20頭ほど。
|
|
|
|
生き残ったゾウたちは治療を受け、
鼻を足として使い、歩けるようにリハビリをします。
地雷をふんだゾウたち、それぞれの物語。
「人間たちの争い」の陰でゾウの悲劇が続いています。
「地雷がない地球」を取り戻さなければ、ゾウたちの平和も戻ってくることはないのです。
|
|
|
|
|
|
Copyright(c) FUJIWARA Koichi All Rights Reserved |