カナダ、チャーチル
 ◆ 哺乳類館 ◆ ◆ 鳥類 


 ホッキョクグマ

 Polar Bear (英名)
 Ursus maritimus
(学名)

 陸上の肉食獣の中で、最も大きい種である。主に海上を生活の場とし、アザラシ類を捕食する。細長い首は、海中から呼吸をするのに役立つ。

 毛皮が良質で、肉は貴重な栄源になることから、狩猟の対象であった。

 繁殖について詳しいことは分かっていないが、1月頃に2頭の子を産む。

 体長: 2〜2.5m
 体重:オス 600〜700kg
     メス 300kg

新生児は600gと小さい


 タイリクオオカミ

 Gray Wolf
(英名)
 Canis lupus
(学名)

 十分な獲物を得るため、20頭前後の群れで広範囲を歩き回る。視覚、聴覚、嗅覚に優れ、シカやトナカイ、ウサギを追い詰めるハンターである。

 冬場に、数頭の子を産む。子どもの世話は、親だけでなく群れ内で行なわれる。

 32亜種が記録されているが、多くは絶滅した。


 体長: 1〜1.5m
 体重: 12〜80kg


 ジャコウウシ

 Musk Ox (英名)
 Ovibos moschatus
(学名)

 極寒地に対応し、あらゆる植物を食べる。

 体毛はむく毛で長く、淡い色である。顔はオスでは暗色、メスと子どもは鼻だけが暗色である。

 体長: 1.7〜2.2m


 ホッキョクギツネ

 Arctic Fox
(英名)
 Alopex lagopus
(学名)

 きゃしゃな胴体と四肢が特徴的であり、冬場は真っ白い体毛に覆われる。

 生活圏が極寒のため、手に入る動物性たんぱく質ならほとんど食べる。アザラシ、無脊椎動物、魚類、海鳥などである。


 体長: 45〜68cm
 体重: 3〜4kg


 タテゴトアザラシ

 Harp Seal
(英名)
 Phoca groenlandica
(学名)

 タテゴトアザラシの新生児(パップ)は、ホワイトコートと呼ばれる純白の毛皮をまとい、その愛くるしい姿から人気がある。成体は銀色で顔面は暗色である。
 
 2〜3月に流氷上で出産し、2週間ほどの授乳期間に、出生時の体重が6〜10kgを1日およそ2.5kg増やしていく。

 18世紀以降、毛皮を求め商業捕獲の対象とされてきた。現在は厳重な管理下にあり、数を増やしている。

 体長: 160cm
 体重: 130kg

生後2週間ほどで、ホワイトコートは抜け落ちる

スバルバード諸島自然館

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